●リサイクル屋
当社の業務内容は「リサイクル屋」と表現していますが、一般的な言葉で言えば産業廃棄物処理業です。
自動車の塗装などに使われたシンナーを回収・精製し、新品と変わらない品質にして販売するシンナーのリサイクルが、当社の売上の約8割を占めています。後は金属洗浄剤や防錆剤、切削・研削剤、水ものの製品販売などが中心です。さらに、作業環境測定も色々な所でやらせて頂いています。
今一番売っていきたい商品は「トヨピカットシリーズ」という環境に優しい水溶性の切削・研削剤です。この商品は種類がたくさんあって、加工する素材や、お客様の工場の環境によって性質を変えています。また、大体10倍から15倍位に薄めて使用しますので、大きな売上や利益というのは求められません。良い商品なんですが、販売にあたってはなかなか難しい面もあります。
でも、社会や地球環境のことを考えると、これをお客様に進めていくのが一番良いので、将来の商品ではないかと考えています。
●装置産業
当社は装置産業で採用が計画的にできるので、人員構成はストレートで偏っていません。ただ、若手がちょっと少ないので、現在中途採用を活発にやっています。
最近は、当社の若い社員が「同級生が会社辞めてどっか勤めたがってるけど、使ってくれん?」という話を持ってくるのが多くなりました。20代の若い子達がちょこちょこ来てくれていますので、お陰様で人には困っていないんです。
しかし、正直新卒採用は、ここ数年上手くいってないと感じています。とはいえ、今担当している者が新たなルート作りに一生懸命取り組んでますので、来年位からは上手くいくようになるんじゃないかと思います。
新卒で採用した社員は、基本的に皆技術部に配属しています。技術部で当社の商品や会社の特性を見てもらって、その後各部門に散らしていく。今の当社の管理職者は、営業部長も製造部長も皆技術部出身です。
●社内改革
以前、当社は5年ばかり赤字続きで余裕がなく、社員教育は手つかずの状態でした。その後、私が今から約1年数ヶ月前の7月に社長に就任し、社内改革に取り組みました。生産システムの変更など色々やりましたが、システムは作ってもやらない。「これはあかん」と感じていたんです。
ちょうどその頃、社員教育研究所の営業担当の田中さんが出入りされていたので、研修内容は知っていました。そんな中、ここ3・4年東南アジアへの進出を考えていて、不自由していた英語力をどうにかしたいという気持ちから、昨年3月「ハイスピード英会話」に飛び込んだんです。その時に、御社の指導方法や考え方に興味を持ちました。
それで、同年5月に「特設社長コース」に参加したんです。その中で、個人個人に対して教育の仕方をわきまえて頂きながら、一生懸命引き上げようとして頂けた。その後、6月に常務が特設社長コースに参加し、同年7月全社的な導入が決まりました。
導入にあたって人事変更を行い「昇進者は管理者養成学校の訓練を受講しなければならない」としました。それ以降、部長クラスは「指導力開発訓練」、課長・係長クラスは「管理者養成基礎コース」、主任クラスは「行動力パワーアップ」に派遣しています。
●意識と行動のレベルアップ
社員教育研究所 管理者養成学校の研修は、個人個人のレベルをしっかり見極めながら教育して頂けると感じています。社員のレベルを派遣前が底辺と考え、少しでも引っ張り上げて頂きたいというのが本音で、とにかく意識と行動のレベルアップしか考えていなかったです。
いくら私達が社員に言っても、心が開かん限りは全く受け入れて頂けない。これを痛切に感じていました。そういう中で、社員との一体感を得られるものが欲しいとずっと考えていました。派遣を続けていく中で、これらの変化を順番に感じさせて頂いています。
現在、自動車産業が好調で当社も非常に忙しいので「リサイクルの部門だけでも24時間動かして欲しい」と、以前から再三言ってきたんです。だけど、やれない理由ばかり並べてやらない。
しかし、訓練を受講した者が増えてくるにつれて、現場の方から「こういうシステム・出勤体制でやれば出来ますよ」「これはこういうふうにしなきゃいけないと思いますんで、この体制でやらして下さい」と言ってくるようになったんです。
他にも、一昨年の秋に廃液管理から再生、お客様への販売までのシステム作りをしたんですが、今では採算ベースを守ってくれるようになると共に、納期も遅れないよう努力してくれるようになってきた。その辺が、安定した利益につながっているんじゃないかと思います。
●夢を作る資源
今後は、自ら考えて自ら動いてくれる、高い自主性を持った社員を育てて行きたいですね。社員一人一人が担当している仕事のプロでありパイオニアになって動いてくれるようになれば、自ずと会社も良くなるし、皆の生活ももっと豊かになるんじゃないかと思います。
私はね、自分が社長になった時、余裕がなくて目先のことしか考えられなかったんです。でも、少し利益が出だして精神的に余裕ができてきた時に、社員教育とか将来のビジョン、夢といったものが段々見えるようになった。
上の人間が余裕を持って仕事ができれば、夢やビジョンはどんどん広がっていく。社長が夢を語ることによって、幹部達が考えてくれる。
だから、社長は情報をたくさん持たなければいけないと思います。
今年の新年の挨拶で、私はこう言ったんです。「今年は重箱の隅をつつくよ」と。ただし、つつくだけで他は一切言わない。後は皆が考えるんです。「つつく」というのはテーマを与えることですから、与えられたテーマを皆が考えて、皆で解決してくれと。
●人、物、時の価値を活かそう
私は社長になった当初から「共同経営」というのをずっと社員達に言っているんです。私は何の力もないし、製造1つできない人間だから、皆の力を借りて一緒になってやっていく。社員の皆に動いて頂くことで、会社は成り立っているんです。
私の仕事は、判断することだと思っています。皆が一生懸命考えてくれたことの中から、良いと思ったことを許可する。それを実行していくのは、社員の皆さんです。皆と一緒に良い会社を作って、私自身もそうですし、当社で働いている皆も自分の子供を入れたいような会社にしたい。これが、今の私の夢なんです。
今後の当社の事業内容は、やはり環境事業がメインになっていくんじゃないかと思います。地域貢献、社会貢献、地球貢献という意味で、現在でも十分担っている会社だと自負しています。また、当社は「人、物、時の価値を活かそう」という会社理念で動いていますが、今後はやはりそれに集約するんじゃないか。
当社の企業活動が当社で働く皆はもちろん、その家族や、さらには周りの人達のためになる。社会貢献になり、環境貢献になり、さらには地球への貢献につながっていく。当社の企業活動は今後もこの方向に進みますし、いずれはそれが当社の企業活動そのものになっていくんじゃないか。私は、そう考えているんです。
●本社所在地
〒471-0825
愛知県豊田市明和町6丁目1番地
フリーダイヤル:0565-28-2651
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